私は国内/海外オークションにてナポレオン3世の20フラン金貨のハイグレード品が出品されていると自分が入札する訳でもないのに、ついブックマークして落札価格を追ってしまう。
25年1~8月までに私が欲しいと感じたナポレオン3世20フラン金貨のハイグレード品は4枚あった。
なのでこの4枚のハイグレード品の落札価格を比較して価格考察をしてみる。
ちなみにこれらのコインは個人で上限を設けて入札をしたが資金不足の為、結果的に落札を諦めたコインでもある。
今更だが、これらのハイグレード品欲しかったなぁ・・・
No1.1869年BB MS65+
フランスcgbにて3月4日行われたオークションで、MS65+は最高鑑定。
落札額は€1,651。実際のオークション結果はコチラ。
手数料、税も含んだ日本円換算の最終支払い額は・・・(落札手数料18%、輸入消費税10%、当時の為替レート€1 ≒ \156.5で算出)
€1,651×1.18×1.1×@156.5=\335,379
予算の厳しさもあり、€800を上限に入札したがやはりダメだった。


No2.1869年 GrandBB MS65
アメリカStacks & Bowersにて3月13日行われたオークションで、MS65は最高鑑定。
落札額は€1,200。実際のオークション結果はコチラ。
手数料、税も含んだ日本円換算の最終支払い額は・・・(落札手数料20%、輸入消費税10%、当時の為替レート€1 ≒ \161.5で算出)
€1,200×1.2×1.1×@161.5=\255,816
このコインはエスティメイト約€800だったのと、予算の厳しさで€800を上限にしていた。
No1の時と同様にやはり額が足らなかった。
・・・が、もう少しだけ上積みしておけばと後悔もしているコインだ。


No3.1870年A MS66
MDCモナコで6月3~5日にかけて行われたオークションでMS66は準最高鑑定(最高はMS66+)
落札額は€5,500。実際のオークション結果はコチラ。
手数料、税も含んだ日本円換算の最終支払い額は・・・(落札手数料20%、VAT=落札手数料の2%、輸入消費税10%、当時の為替レート€1 ≒ \163.5で算出)
{(€5,500×1.2)+(€5,500×0.2×0.02)}×1.1×@163.5=\1,190,966
このコインはNo1、2よりも予算を多めに€1,500を上限に入札したが、結果€5,500までいったので大変驚いたのを今でも良く覚えている。


No4.1869年A MS65
アメリカ ヘリテージで8月4日に行われたオークションでMS65は準最高鑑定(最高はMS66)
落札額は$3,000。実際のオークション結果はコチラ。
手数料、税も含んだ日本円換算の最終支払い額は・・・(落札手数料20%、輸入消費税10%、当時の為替レート$1 ≒ \147.5で算出)
$3,000×1.2×1.1×@147.5=\584,100
1869年Aは1つ下のMS64をちょうど1年くらい前に購入したばかりなので、積極的に入札した訳ではない。
だがダメ元で$1,000を上限に入札したが、落札結果は予算の3倍超え。
最終支払い額も私がMS64を購入した時の4倍以上の結果となった。


価格差の考察
4タイプの事例を紹介したが、いずれもMS65以上は価格は約25万円~約120万円と開きが大きい。
個人的にはこの差は「希少性」と「売却場所」に起因するものと思っている。
希少性については1869年銘のA、BB、GrandBBは状態を問わなければ国内オークション、コインショップでも見ることはある、が、1870年銘は発行枚数、残存枚数が少なく、見る機会が少ない。
<参考データ 発行枚数と残存枚数>
1869年発行枚数:11,362,827枚(A、BB、GrandBB合計)
1869年残存枚数:423枚(25年8月現在 PCGS、NGC合計)
1870年発行枚数: 2,717,440枚(A、BB合計)
1870年残存枚数:173枚(25年8月現在 PCGS、NGC合計)
売却場所については自国開催(フランスコインだったらフランス開催)、有名どころのオークション(特にヘリテージゃMDCは有名どころ)で売却すると高値が狙えそう。
特にヘリテージオークションはビッダー数(入札者数)12と多く、他のオークションの追随を許さない。
まとめ
ナポレオン3世の20フラン金貨を題材にしてみたが、初心者向けのコインですら落札額は個別性があまりにも強いことがわかる。(確実に○○円で売れるという保証はどこにもない)
私は好きだから自前で勝手に分析などをやっているが、これを初心者、中級者が1人で行うにはムリだと思う。
やはりコインディーラーを付けて助言を受けながら売却するのが間違いない方法だと思う。
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