貸金庫をコインの保管に使うときの鉄則

その他

三菱UFJ銀行の貸金庫内のものが盗まれたことが報道されている。
まさか銀行員が泥棒するとは・・世も末の事件だと思っている。
事件の詳細は記述しないが、私の感じたこと、貸金庫を使うときの鉄則を考えてみたので記事にしてみようと思った。

実は私も第2地銀の貸金庫にコインを保管しており、今回の報道は他人事ではないと感じている。

しかし今回の事件を受けて貸金庫を解約するか・・・というと答えはNoだ。
なぜなら他の保管先の有力候補が無いからだ。

貸金庫は銀行により大きさ、料金体系様々ではあるが、私が契約しているところでいうと次の通りだ。
【大きさ】
 縦×横⇒A4用紙が入る程度、高さ⇒6cm
【料金】
 13,200円/年(1,100円/月)

メリット、デメリットはこんな感じだ。

【メリット】
・手頃な価格で安全性が担保
(自宅に金庫を置いたり、美術品専用の倉庫を借りるよりも安価)

【デメリット】
・鍵、カードキーなどを無くすと手続きが厄介
・何かトラブルがあったとしても補償されない
(何を入れたかは本人しか分からない為⇒第3者への証明ができない)
・24H対応していない

改めて感じるのだが、貸金庫は管理がキッチリできる人が自己責任の下で利用すべきサービスな気がする。

今回の事件で被害に遭われた方は、何年か前に入れたっきりの状態で突然銀行から連絡が入って貸金庫を開けてみたら・・・となっていた方が多いような気がする。
何が入っていたか忘れたという人もいたそうな。
そして先祖伝来の家宝を盗まれた。という方もおられて気の毒に感じた。
もし盗難されていても第3者鑑定などがキチッとされていたら・・・という風にも思った。

上記のことから貸金庫使用してコインを保管する時の鉄則を考えてみた。

【コイン保管時の鉄則】
 鉄則1.定期的に貸金庫内を確認する(私の場合は1回/月)
 鉄則2.貸金庫内の保管物リストを作成
  ⇒私の場合はエクセルで管理し、印刷もして貸金庫内に入れてある
 鉄則3.貸金庫内のもの(特にコイン等の現物資産)は第3者へ証明ができるようにしておく
  ⇒コインはPCGS、NGC鑑定であれば固有の鑑定番号が必ず付くので、万一盗難されても換金時に犯人の足跡が確認できる

世の中に完璧なサービスなど無いのだと改めて感じさせられた事件だった。
貸金庫に入れておけばあとは大丈夫・・・なんて認識は持たずに自分でも管理をキチッと行い自分のことは自分で何とかする。という「当事者意識」を持つことが大切ではないだろうか?

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