CSNS World Coins Platinum Session and Signature® オークションに出品されていたナポレオン3世100フラン金貨の落札結果を共有したく本記事を執筆。
今回はハイグレードな物(MS61以上)がなんと15品も出品されていたのでちょっとびっくり。
ナポレオン3世の100フラン金貨は大型でデザインが良いので、やはり人気ですね。
コストの計算についてはヘリテージオークションは落札手数料(BP)は20%となっており、その他に国際配送料約100$程度、輸入消費税10%、為替レート$=\135を前提に$10,000で落札したとしたら最終支払いコストは以下のようになります。(国際配送料、為替は不確定要素なので目安程度にお願いします。)
($10,000×1.2+$100)×1.1×\135=\1,796,850
以上のことを踏まえて結果を見てみましょう。
落札結果
1855年A NGC-MS64:$9,000(最終支払いコスト→約\1,618,650)
1857年A PCGS-MS64:$9,000(最終支払いコスト→約\1,618,650)
1858年A NGC-MS64:$9,000(最終支払いコスト→約\1,618,650)
1862年A PCGS-MS64:$13,000(最終支払いコスト→約\2,331,450)
1864年A PCGS-MS64:$15,500(最終支払いコスト→約\2,776,950)
1865年A PCGS-MS63:$8,500(最終支払いコスト→約\1,529,550)
1866年A NGC-MS64+:$15,500(最終支払いコスト→約\2,776,950)
1866年A PCGS-MS64:$13,500(最終支払いコスト→約\2,420,550)
1866年BB NGC-MS64:$50,000(最終支払いコスト→約\8,924,850)
1856年BB NGC-MS61:$2,300(最終支払いコスト→約\424,710)
1859年BB NGC-MS63:$4,600(最終支払いコスト→約\834,570)
1862年BB NGC-MS63:$9,000(最終支払いコスト→約\1,618,650)
1866年BB NGC-MS63:$9,250(最終支払いコスト→約\1,663,200)
1866年A PCGS-MS62:$3,000(最終支払いコスト→約\549,450)
1867年A NGC-MS63:$9,500(最終支払いコスト→約\1,707,750)
落札結果を受けて
ハイグレードの物は簡単には手に入りそうにないです・・・
特に1866年BBのMS64はとてつもない値上がりです。
発行枚数789枚、NGCのトップグレードなので当然?‥いや、しかしこの結果はエグいでしょう。
ですが、人気なデザイン、希少な物、状態の良い物を収集しておけば後から報われるということを示す貴重なデータでもあります。
最近思うのですがコイン投資、収集に「予算」の概念は持ち込まない方がよいかもしれませんね・・
自分がほしいコイン、「これだ!」と思ったコインが出品されていたら多少高値づかみになっても買い付けに行く・・、そんなスタイルが求められているのかもしれません。
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